雄山山頂(3003m)雄山神社↑
立山の山塊はアルペンルートが標高2400mの室堂まで運行されているので剣岳を覗きどの山に行くにもイージーだ。
と言っても標高は3000mクラスなので気象はそれなりに厳しいので装備は万全の物が必要となる。
今日は平日なのに夏休みも終盤と言うことで雄山まで登る人は多かった。
特に家族連れ、小学校の遠足のような団体、登山家の田部井さんのツアーともすれ違った。
室堂を11時に出発して一の越まではとても歩きやすい道で35分で到着、そこから雄山までは石ゴロゴロの急坂になり登る人、降りる人も一杯で歩き辛い。
それでも12時8分には雄山頂上に着いた。
雄山神社では500円で御祓いもやって貰えて安全祈願のお札もくれる。
室堂ターミナルからの立山三山↑
ターミナルには観光客が一杯いる、殆どの人がココから半径200mくらいしか行動せずに帰ってしまう、せめてみくりが池くらいまで足を延ばせば立山の印象は全然違ってくるだろうに。
山は右から雄山(頂上に神社がある)、大汝山、富士の折立、そして真砂岳への稜線へと繋がる。
頂上でおにぎりを食べて一休み風が強いのでジャケットを着込む。
頂上風景、皆思い思いの昼ごはんを楽しんでいる。
曇りだが視界はいいのでラッキーです。
春スキーの時期にはこのウラ側から山崎カールを雷鳥平まで滑ったり、頂上直下を室堂まで滑り降りるのが実に楽しい。
頂上からの五色が原方面↑
こちらの山塊には足を踏み入れたことが無いのでぜひ行ってみたい。
五色が原山荘の奥に見える大きな山は薬師岳かな?
別山の向こうに大きな剣岳が↑
別山の手前の真砂岳を右に進むとすぐ内蔵助小屋がありここは見晴らしバツグンで親切でチョウお勧めの山小屋です。数年前の秋に内蔵助カールを黒部ダムまで下った事がある。
一ノ越山荘、浄土岳(右2831m)、龍王岳(左2872m)
一ノ越山荘内には休憩する場所はない、公共のトイレがすぐ前にある。
雷鳥の親子↑
12時35分、おにぎりも食べ終え、雄山神社も参拝してユックリ下山し始めるがまだ登ってくる人も多く、すれ違いが大変なくらいだ。
30分ほどで一ノ越まで降りてココも人が多いのでソソクサと東一ノ越方面に下り始めるとこちらは人っ子一人いない、ここから黒部平までは誰とも会わなかった、あったのはこの雷鳥さんだけだった。
雷鳥の子供、この春に生まれたこである↑
この一ノ越から東一ノ越までの間は雷鳥の生息数が多い、過去にも何度もここで遭遇している。
雷鳥さんに出会うと心が和む、こんなところにも生きる生命があるのかと嬉しくなる。
花もまだ咲いており、ハクサンフウロ↑
この登山道の下は御山谷でココも春スキーでよく滑る場所で黒部湖まで滑って行ける。
東一ノ越から見た龍王岳、鬼岳、獅子岳、↑
この稜線が五色が原に通じている。
1時40分東一の越に着いて一休みする。
1時50分景色も十分眺めたのでぼちぼち黒部平に向かって田んぼ平方面に尾根を外れて急降下する、このルートはあまり利用されていないのか。道は結構荒れていて歩き辛い、途中沢を4箇所ほど渡り大観峰からのロープウェイの直下を歩く、
藪もあり視界も良くないのであまり楽しい道ではない。もうそろそろ飽きてきた頃やっと黒部平の駅に這い上がった、3時5分であった。
帰りのアルペンルートも人が多くケーブルカーとトロリーバスを使って扇沢まで帰った。