2011年10月20日

薬師岳〜雲の平〜双六小屋

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朝、7時、太郎平小屋前にて薬師岳をバックに↑

10月17日、昨日の大町マラソンの疲れも取れないうちに、今日はこの秋最大の山行
折立〜太郎平〜薬師岳〜雲の平〜三叉峠〜双六小屋〜新穂高、と言う長大なルートを踏破する計画を敢行致しました。
何せ、今回は行く所、見るもの泊まる所、皆初めてで、好奇心と不安感が混ざり合うとっても楽しい山旅となりました!
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折立の登山口↑
白馬から折立は結構遠い! 富山県の有峰湖ですから前夜11時頃に林道入り口に着いて車中泊致しました。
しかし有峰湖周辺は紅葉の真っ盛りでとてもキレイです。
朝は6時に起きて早速折立まで移動、朝食を取って9時に出発、太郎平を目指します。
初日は天気、曇り、3時間ほどで太郎平小屋に到着、ここでお昼とします。
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太郎平への登山路、上部は緩やかな優しい道だ↑


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薬師岳頂上にて↑

昼からは天気パッとしない中、薬師岳往復,行きは1時間50分、帰りは1時間ちょうどで行ってくることが出来ました。
視界は良くなくて上に行くほど風強く頂上には立派な祠が立っておりますが写真だけ撮ってソソクサと下山に掛かりました、途中に薬師岳山荘がありますが既に小屋閉めしており誰も居ません。
薬師岳からの下りで更に天候悪くなり明日もこんなだったらもう帰ろうかなと思いました。
太郎平小屋に戻り部屋に案内されると何と個室で快適、食事も良くて夜には湯たんぽまで貸してくれました!!
二日目、朝5時30分に飛び起きて窓の外を見ると何となく晴れてるようだ。
6時に朝食を食べる頃になると完全に晴れて来ました!
これはもう行くしかありません。今日のコースはここから薬師沢、雲の平、三俣山荘経由双六小屋までで標準コースタイムで12時間なので8時間くらいで着けて楽勝だなと考えていました。
しかし、いざ出発してみると
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親切だった太郎平小屋を振り返る↑

太郎平小屋とも別れを告げ、ルンルン気分で歩き始めると、予期せぬ出来事が次々と。
小屋から歩き始めるとすぐに黒部五郎岳との分岐がありそこを薬師沢方面に進む。
すると木道になりそこに朝冷え込んだので霜がおりて滑り易い。当然ペースはダウン↓
おまけに小さな沢に来るとことごとく橋を取り外してある!またまたペースダウン↓
いやな予感がして来た。
この先薬師沢には吊り橋が架かっているはずだ、もしその吊り橋も外されていたら引き返すしかないと、不安がよぎりまたまたペースダウン↓
小屋から二時間五十分ほど歩きいよいよ薬師沢出合に着き、橋を見ると、良かった吊り橋は架かっていた!
ホッとしてここで大休止。ここまでは標準タイム以上に時間が掛かってしまった。

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その吊り橋と薬師沢小屋↑
この吊り橋は真ん中だけ板があり左右は何も無いのでちょっとスリリング。
でも無事吊り橋を渡り遅れを取り戻すべく張り切ったが、 今度はいよいよ雲の平に向けての急な登りであるが、ここで道が分からなくなる。
道標なく進んで行くと道のようで道でなく沢のようで、これはおかしいと確かな所までまた戻って見るがこれしかなく、GPSで見ると登山路から50mほど外れている、 が他に道らしいものは無い。
仕方なくこの河のような登山路のような急坂を登って行く。ペンキマークも道標も無い。
不安だがこれを行くしかない。
40分ほど登り続けるとやっと道標が出てきた。GPSとも合致した。
やっと安心してドンドン登って行くと「アラスカ庭園」と書いた所に出てきた。
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アラスカ庭園と水晶岳↑
何でここがアラスカ庭園なのか意味が分からないがそんなことには構わずドンドン先に進む。
そこから20分ほど歩くと雲の平山荘に到着、時刻も12時15分となったのでココでお昼とする。
まぁいろいろあるが天気が快晴なので気は楽である。
太郎平小屋で拵えて貰った弁当を食べる、私の好きなチマキだ。チマキを食べて元気が出てきた、しかし雲の平は「日本最後の秘境」と言われるくらいであってだだっ広いし人は私以外誰もいない
居るのは熊さんくらいかな?

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雲の平日本庭園と水晶岳↑

さてお腹も一杯になったし先に進むかと地図を見ると標準タイムでまだ双六小屋まで5時間ある。
ちょっと焦って来た。暗くなるまでには小屋に着かなければと脚を早める。
しかしまたトラブルが。
登山路がグリーンロープで閉ざされている、そこには「高山植物複成の為通行を制限しています、
環境庁」と書かれている、迂回路があるだろうと辺りをうろうろするがそれらしきものは無い。
またここでタイムをロスしてしまう。何をやってんだ環境庁!
行き成り登山路を通せんぼして、今日は晴れてるから、また私はGPSをもってるからいいもののガスって居たら遭難モノですよ!
何せこの時期このエリヤで開いている小屋は太郎平小屋か双六小屋しか無いのだから!
まあとにかくこんなところでグズグズしておれないので岩の上を歩いて正規の道に戻り更に先を急ぐ。

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鷲羽岳(2924m)↑
その後登山路は祖父岳を巻くように進み徐々にこの鷲羽岳が正面に見えて来る。
そして三俣蓮華岳も見え始め凄いスケールだ。
まさかあの山に登るんじゃないだろうと少々びびりながら進むと対岸に三俣山荘も見えてきた。
ルートはあの三俣山荘を掠めて進むようであるがその山荘との間には深い渓谷がありこれが黒部川源流である。
この川の水が黒部ダムに流れ込んでいるのである。

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黒部川源流の石碑もありその辺りから見え始めた槍ヶ岳は素晴らしい、三俣山荘も見えています。
黒部川を渡ると三俣山荘まで急な登りになりこのあたりから時間切れの可能性高く、焦ってひたすら登る、
三俣山荘も既に無人で足早に通過してしばらく行くと,やっと岩肌に双六と言う文字が現れホットする。
時刻は既に15時40分、このまま標準タイムどおりここから1時間50分で双六小屋までたどり着くとすっかり暗くなってしまう。
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今いる場所が三俣峠で良く見ると巻き道の先に双六小屋の一部が見えています。
意外と近い!
そこで双六岳の頂上はパスして小屋への巻き道を猛然とダッシュで歩く(走る)
それにしてもこのあたりからの槍ヶ岳は素晴らしい。
ダッシュのかいありどんどん小屋は近つき50分で小屋の屋根が真下に見える所まで来てここでやっと今朝7時に太郎平小屋を出て初めて人と出会った。
後はゆっくり小屋まで下り16時43分双六小屋に入った、
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日本一の槍ヶ岳↑
とかく北アルプスの象徴として引き出されるのがこの槍ヶ岳でしょう。
どこそこから槍が見えたと言う話をするのであればこの双六、三俣蓮華辺りから見える槍が日本一だと言わざるを得ないであろう。
槍を真ん中に左に北鎌尾根、右に南岳から大キレットこれ以上の槍は無いでしょう。

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最終日、今日は弓折岳、鏡平を通って新穂高まで下山いたします。
今日も朝から快晴、このまま山を降りるのはもったいない位です。
朝7時に双六小屋を出発、氷の張った双六池の脇を通り弓折岳に少しの登り、弓折岳分岐からは眼下に鏡平らが見えます。
無人の鏡平らを通過し小池新道をドンドン高度を下げます。
3時間ほどで左俣林道に出てそこからはバスの時間に間に合わないので新穂高まで、見事な紅葉を横目でランニング!
10時45分、ギリギリ、バスに間に合いました。双六小屋から3時間38分で新穂高まで降りて来ました。
バスに乗って帰路に着き、今回の山行きはとても有意義で達成感のあるものだとしみじみ感じました。






posted by ベルコート白馬 YU〜 at 10:49| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする