2016年06月19日

穂高涸沢スキー登山!

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諸事情あり二年間跳んだ涸沢スキー、今年は何が何でもと6月14日から16日まででチャレンジした・
今シーズンは肩のけががあり1、2月は全く板を履けない状況だったが春になりやたらとエキストリーム斜面に情熱が向き筋トレやラン二ングの励み成果は出てきた。
涸沢へは上高地からザックにスキーを付けて6時間、大学時代からこれを何回も繰り返し、年中行事となったがその当時の同級生を誘っても今は誰も手を上げるものは居なくなった。
今は昔しと違い装備は各段に軽くなった、当然登山も楽になった、少し頑張れば行けないことはないはずだ!
涸沢ヒュッテは私にとっては特別な山小屋である、50年間の想い出がぎっしり詰まっている。それを書けばとても長くなるのでここでは割愛させて頂く。
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横尾を通過、本谷橋を過ぎて右手に本谷が見えるが雪は少ない、数年前にはこの時期涸沢から本谷左又に入り大キレットのA沢のコルまで這い上がりそこから滑り降りたことが有ったがその時は雪はたっぷりあった。
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イワカガミ↑
本谷橋から涸沢までの間は花が一杯咲いていて癒されます!

初日は14時20分にヒュッテに到着、うす曇りの天気でコーヒーでも飲んで気楽に過ごす。
ヒュッテの夜は宿泊者も少なく静かで超快適! ぐっすり眠れました。
二日目は5時30分起床、晴れているので行くしかありません。
双眼鏡で小豆沢上部(穂高岳山荘直下)を見ると縦溝大きくあり斜度も40度くらいありあまり気が進まないですが。
亀のようにゆっくり行動し始めました。
この小豆沢も侮れなくてこのゴールデンウィークにはカップルが穂高岳山荘から涸沢側に下山しようとして滑落死亡しております。
ザイテングラードの夏道は80%はもう露出していてそちらの方を進みます。
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今日はこの斜面を一番上から滑り降ります!↑
右寄りの小尾根がザイテングラードその左の雪の部分が小豆沢です。
シール登行、アイゼン登行、トレランシューズ登行と目まぐるしく変えながら上ったので穂高岳山荘まで3時間15分掛かりました。
さて穂高岳山荘で醤油ラーメンを食べて滑走準備に掛かるがちょっと緊張しております。山荘からは数人のギャラリーが出てきてその視線を浴びながら滑りだすと最初は下が見えない状態、凸凹の斜面真ん中の岩がとても嫌な存在大きな岩を回り込んだ瞬間、しりもちをついてしまった!
まぁなんともないがこれで難所は過ぎて後はユックリ滑り降りていくだけ。
ちょうど20分で穂高岳山荘から涸沢ヒュッテまで滑り降りてきた。
良かったぁ!満足感一杯でヒュッテに戻りコーヒータイムとした。
夕食は滑降成功の喜びでグラスワインを2杯飲んでしまった、最高の気分になった。
三日目は早朝晴れ。後、曇りで今日も泊まって北穂か涸沢槍に登りたいが天候悪化傾向で下山することとした。
最後にヒュッテスタッフと写真を撮りいつも通りヒュッテより下部、雪の続く限りガタガタ雪を滑り降り後はスキーをザックに付け、本谷橋付近から雨がぽつりぽつりきたがそのまま横尾経由上高地まで帰った。

posted by ベルコート白馬 YU〜 at 23:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする