2010年09月04日
白馬岳を熟知する
地元の白馬岳には誰よりも詳しくなりたいと考えているので、もう何回も上っておりますが、昨日また」登って来ました。白馬に住んでいるので何回も白馬岳に登っても誰も(カアチャン)文句は言わないでしょう!
朝一、山は良く晴れ、稜線も見えておりました。早起きとは気持ちの良いもので朝6時50分に登山口の猿倉を出発、白馬尻までの林道は春とは違った様相で初々しく感じられます、馬尻小屋で少し休憩していよいよ大雪渓です。何回上っても新しい発見はあるもので大雪渓に入る少し手まえに大雪渓ケルンがあるのを今回初めて気付きました。
大雪渓は雪面が固くアイゼンなしの人は苦労していました、更に雪面はスプーンカットを通り越してガタガタの状態です。今の時期の大雪渓は1時間ほど歩けば終わります。大雪渓が終わるとこのお花畑が広がります。大雪渓が終わり葱平に入っても急な登りは続きます。
葱平を過ぎて霧雨のような物が降り始め、今日は晴れの予報なのにおかしいなと思いながら新しい避難小屋を過ぎた辺りから本降りとなりカッパを着る羽目に!
新しくなった避難小屋↓
始めは晴れてたのにサイアク!と思いながら更に歩いていくと村営頂上宿舎に到着、ここまで猿倉から3時間3分掛かりました、すぐに稜線に出ると今度は風です、晴天の日を選んで来たのに悔しい思いバカリで白馬岳までの最後の20分を強風にヨロケながら上りきりました。
結局、頂上まで猿倉から3時間27分掛かり、頂上はガスの中で何も見えず、ちょっと惨めな思い出白馬山荘まで戻りました。
ガスと強風の中、誰もいない白馬岳山頂で撮りました。拍手も喝采も無い!登山とはそう言うモノだとは分かっておりました。↓
白馬山荘の小屋番さんに聞くとお天気は更に悪くなると言うし気圧も下がってきているので即、下山する事にしました。
雨の中、稜線から外れユックリ降りて行きます、雨に塗れた岩などは滑り易いので急げません、大雪渓上部まで来ると雨は止んできました、アイゼンを付けてユックリ降りていきますがいつものようなスカッとした気分になれません。やはり山は天候の良し悪しで決まりますね。
大雪渓も終わり白馬尻小屋で小休止、馬尻の小屋はもう解体が始まっております。
後はノンビリ猿倉まで歩き午後2時30分に猿倉に到着です。
大雪渓の様子↓
大雪渓の入り口にある大雪渓ケルン。↓
出発、帰着地点の村営猿倉荘、標高1235m、白馬岳山頂までは標高差約1700mです。JR白馬駅からタクシー30分、バスは夏と秋は10月11日まで祝と週末だけ運行,マイカーはOKで駐車場もあります。この建物は昭和32年に建てられたもので、私の高校時代に学校登山で初めて白馬岳へ訪れた時に初めて見た山小屋です,とても懐かしいです。↓
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