10月19〜20日で今シーズン最後の小屋泊山行に出かけて来ました。
例年ならもうこの時期は3000m級の稜線は積雪があってもおかしくないのですが今年は気温高めでまだ雪は全く降っておりません。
上高地や東鎌尾根からの槍は何回も出かけていますが,新穂高からは今回初めてでとても楽しみです。
新穂高へは前日の夜8時30分頃到着、無料駐車場が深山荘のすぐ近くなので早速深山荘の露天風呂(500円)に浸かって、明日の為に疲れを取る。
その夜は車中泊で10時頃寝袋に潜り込むが,これが又快適でグッスリと翌朝6時まで寝込んでしまいました。
一日目は新穂高(標高1100m)を7時20分に出発、登山届けを書いてまずは白出沢に向けて右又林道をユックリ歩き出した。
1時間程で牧場のある穂高平小屋に到着、小屋と言っても今は何も営業していないようだ。更に1時間程で白出沢出合に着き、ココまでは林道だがここから登山道になる。ここから右に白出沢を詰めれば先日登った穂高岳山荘のある白出のコルに出るが標準コースタイムだと7時間掛かる。
私は白出沢を渡って更にまっすぐ進みまた1時間10分で滝谷避難小屋に着いた。↓
この辺りから滝谷方面を見上げるとすぐ近くに滝が見えしばらく行くと北穂高岳の南のドームが見えた。
滝谷避難小屋から又1時間で槍平小屋に着きここで時刻は11時30分となり昼食とする。槍平小屋は今季の営業は終っているがとても休み易く寛げる場所だ。ここで今回新しく買った小型キャンピングガスを試してみると着火一発OKで即座にカップラーメンが出来た。
この槍平小屋(標高1980m)はトイレも水もあり時間があれば一泊して行きたいところだ。この今回初めて歩く新穂高からのルートは紅葉という点では上高地からの梓川沿いのルートに比べるとちょっと見劣りがするような気がするが、常緑樹が多いからかも知れません。
ここで、登山地図を広げて見るとココから槍ヶ岳山荘までは標準コースタイムで5時間となっているのでちょっと急がねばと12時ちょうどに槍平小屋を出発、天気は良いので快調に登る。
標高2300m付近でもう遥か上の方に槍ヶ岳山荘が見えてくるがまだまだ時間は掛かる。
この辺りからは100m置きに標高が表示されていて分かり易い、ルートはこの飛騨沢を詰めるコース以外に尾根上を上るルートもあるようだ。
標高2500m付近で千丈沢乗越との分岐を越えると登山道は勾配を増しジグザグに進むようになり
標高の高い峰々が見えてきて、とうとう、午後2時30分に飛騨乗越(3030m)に着いた。↑
ここで初めて槍の穂先が見えた。
飛騨乗越からの笠ヶ岳(2897m)
ココから槍ヶ岳山荘は10分ほどで,山荘のテント場を通り午後2時50分、槍ヶ岳山荘に着いた。
槍ヶ岳山荘前から見た、大きな常念岳、横通岳、東鎌尾根、尾根上の小屋がヒュッテ大槍、下の小屋が殺生ヒュッテ、槍沢↑
槍ヶ岳頂上への二段ハシゴ、ココを登れば頂上です。この下にもハシゴ、鎖場がある。
槍ヶ岳山荘から頂上へは往復1時間くらい必要です。
頂上からの大喰岳、南岳、穂高方面
頂上からの北鎌尾根、針ノ木岳、白馬方面
頂上から下降時、槍ヶ岳山荘を望む↑
槍ヶ岳山荘前で↑
山荘の玄関のすぐ前なのでスリッパを履いております(笑い)
一日目はこんなに天気が良かったのですが・・・。
白出出会いの紅葉↑
2日目は西鎌尾根から樅沢岳、双六小屋を経て弓折岳から鏡平経由で新穂高に下山する予定でしたが、天候は朝からガスが掛かった状態、前日の予報ではそんなに悪くなかったのに、ガックリ!
朝食を済ませ、しばらく天候快復を待つが一瞬ガスが晴れて槍の穂先が見えたが、また見えなくなった。午前8時まで待つが快復の兆しは無く仕方なくそのままダイレクトに来た道を新穂高まで下山する事にしました。
途中、白出出会いで昼食をとり新穂高に午後2時30分に到着、日帰り温泉「ひがくの湯」(700円で疲れを癒し白馬に帰りました。この立ち寄り温泉で錫杖岳(2168m)を眺められたのは良かったです。
槍に行ってきたんですね。 流石YU〜さん!!
凄いコースだし、時間もかかりますね。
帰りはお天気残念でしたね。
でも槍の素晴らしい姿にずううっと見つめられながら登頂出来たのはラッキーなのでは?
びわくぼにも槍の写真持って遊びに来て下さい。
待ってま〜す。
ありがとうございます、いい写真を選んで持って行きたいと思います。
もうすぐ文化祭ですね!