常念岳(2857m)は豊科。穂高町、安曇野を象徴する山で、勿論百名山である。
この山は豊科インターを出ると真っ先に眼中に飛び込んでくる私の大好きな山であります。
その常念岳に昨日登って来ました。
安曇野を象徴するだけではなく、その雄姿は穂高、槍ヶ岳からもでっかい存在感を呈しています。
この常念岳に始めて登ったのは高校2年生の夏休み、その時の常念小屋の居心地の良さが忘れられずに今回も常念小屋を訪ねました。
常念岳〜蝶ヶ岳の稜線は誰もが知る槍、穂高の格好の展望台であります。
天気、快晴、思う存分槍、穂を眺めながら歩きました、今回の同行者は三重県のOさんです。
一日目は一の沢登山口を10時10分に出発。
時間的に余裕があるのでユックリ歩きます。
この一の沢ルートは沢沿いに登るので水は豊富であまり急登でもなく歩き易い。
Oさんのペースはとてもユックリだが今日は十分時間があるので気にしない。
高度が上がるに付け左側に常念岳が見え始め沢を外れるといよいよ胸突き八丁の急坂にかかりいくつかのベンチを過ぎれば常念小屋のある常念乗越に到着、15時30分であった。
常念岳頂上より穂高、涸沢方面,Oさん撮影↑
当日の常念小屋は宿泊者も少なくやはり快適に過ごせ、夕飯まで少し時間が有るので自家製のお汁粉を注文してOさんと戴きました。
夕食前に外に出て見るともうダウンの上着無しでは寒くて居られないくらいだ、ちょうど満月でとても風流であります・
夕食はボリュームもあり美味しく戴きました。
翌日も快晴!
朝5時30分起床で朝食、食べて玄関前でストレッチ、記念撮影をし、7時15分出発。
今日の行程は常念岳を越えて横尾に降りて上高地までと長いのでOさんが歩いてくれるかとても心配していました。
まずは常念岳頂上までだが1時間で登れでば大丈夫なのだが。
結局1時間15分掛かってしまった。
しかし頂上からの眺めはサイコー!
こんなに素晴らしい日は滅多にありません。
蝶槍からの常念岳、雄大です↑
蝶槍にて槍ヶ岳、大キレット、北穂をバックに↑
槍ヶ岳と北鎌尾根、大キレット、Oさん撮影↑
蝶槍でお昼を食べて景色も堪能して稜線を少し東へ進むと横尾に降りる分岐があり、そこを標高差
1000mを一気に横尾まで下ると、私が心配してたように横尾まであと100mと言うところでOの膝が持たなくなってきて、一時は今日は横尾泊まりを覚悟しましたが横尾に着いて少し休憩するとOさんの膝は蘇り、上高地までの平坦なあと10キロを、歩き貫いてくれよと祈るような気持ちで横尾を出発した。
徳沢、明神と何とか歩いてくれた。
最終のバスにはもう間に合わないので、明神からタクシーを予約しておき、最後の3,4キロを明神岳を眺めながら、辺りがすっかり暗くなった17時40分に上高地ターミナルに到着いたしました。